はじめに
「もっとリハビリを受けたいのに時間が足りない」
「退院後、このままで大丈夫なのか不安」
こうした声を、私はこれまで数えきれないほど聞いてきました。
私は作業療法士として急性期病院で勤務した後、現在は自費リハビリという形で地域の方に関わっています。
今回は、なぜ私が病院を離れ、自費リハビリという道を選んだのか、その理由をお話しします。
急性期病院で感じた「介入時間の限界」
急性期病院では、発症直後の患者様に対して早期からリハビリを行います。
これは非常に重要で、回復の土台を作る大切な期間です。
しかし現場では、どうしても1人あたりの介入時間が限られているという現実があります。
・1回20-40分程度のリハビリ
・1日に関われる時間の制限
・多くの患者様を担当する必要性
本当は
「もう少し介入したい」
「ここを重点的にやればもっと良くなる」
そう思っても、時間の制約の中で十分に提供できないことがありました。
患者様が良くなる可能性が見えているのに、それを最大限引き出せない。
もっと上手く介入できたのではないかという思いは常にありました。
このジレンマは、私の中で大きな葛藤として残り続けました。

もともと介護福祉士だったからこそ感じた「地域の大切さ」
私は作業療法士になる前、介護福祉士として働いていました。
その経験から強く感じていたのは、
**「生活は病院の外にある」**ということです。
退院した後の生活こそが、本当の意味でのリハビリの場です。
・家で安全に歩けるか
・トイレやお風呂はどうするか
・家族との関わり方はどう変わるか
こうした“生活そのもの”に対する支援がなければ、
病院でどれだけ回復しても、実際の生活では困ってしまうケースが多くあります。
だからこそ私は、
地域で継続的に関わるリハビリの重要性を強く感じるようになりました。
医療保険の枠組みの中で感じた限界
病院や保険内リハビリは、日本の医療制度においてとても重要な役割を担っています。
しかしその一方で、制度の中で働く以上、どうしても避けられない制約があります。
・提供できる期間の制限
・単位(時間)の制限
・内容の自由度の制限
本来であれば、患者様一人ひとりに合わせて
「今このタイミングで必要なリハビリ」を提供するべきですが、
制度の枠の中ではそれが難しい場面もありました。
「まだ良くなる可能性があるのに、ここで終わってしまうのか」
そんな悔しさを感じた経験は一度や二度ではありません。
“もっとできるはず”を実現するための選択
こうした経験を積み重ねる中で、私は考えるようになりました。
「時間や制度に縛られず、本当に必要なリハビリを提供できないか」
その答えの一つが、自費リハビリでした。
自費リハビリでは、
・時間の制限がない
・一人ひとりに合わせたプログラムが可能
・目標に合わせて柔軟に対応できる
つまり、
「その人にとって本当に必要なリハビリ」を追求できる環境です。
自費リハビリで大切にしていること
私が自費リハビリで大切にしているのは、次の3つです。
① 生活に直結するリハビリ
ただ動きを良くするだけではなく、
「実際の生活で使えるか」を重視します。
② 継続できるサポート
回復には時間がかかることもあります。
だからこそ、途中で途切れない支援が重要です。
③ 本人と家族の安心
不安を抱えたままでは前に進めません。
リハビリを通して「大丈夫」と思える状態を作ります。
こんな方に届けたい
このような想いで取り組んでいる自費リハビリは、特に以下の方に必要だと感じています。
・退院後のリハビリに不安がある方
・もっと良くなりたいと思っている方
・保険リハビリだけでは物足りない方
・ご家族としてサポートに悩んでいる方
最後に|一歩踏み出すきっかけに
リハビリは、「もう遅い」ということはありません。
適切な関わりと継続によって、変化は生まれます。
もし今、
「このままでいいのだろうか」
と少しでも感じているのであれば、それは大切なサインです。
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