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- 本日、50代の胸郭出口症候群の方が初回体験にいらっしゃいました。
- 胸郭出口症候群を簡単に解説すると...
- ■主な原因と発症機序
- ・姿勢の不良: 猫背やなで肩は、首と胸の間(胸郭出口)の隙間を狭くし、神経や血管(腕神経叢、鎖骨下動脈・静脈)を圧迫・牽引する大きな原因です。
- ・身体的素因・仕事: 首や肩に負担のかかる重い荷物の持ち運び、吊り革をつかむ、シャンプー、長時間のデスクワークなどで発症しやすいです。
- ・スポーツ: 野球、バスケットボール、バレーボール(特にセッター)、バドミントンなど、腕を挙上する動作を繰り返す競技で多く見られます。
- ・骨・筋肉の異常: 頸肋(通常はない第7頸椎の肋骨)がある場合や、斜角筋、小胸筋の緊張が強い場合に起こりやすいです。
- ■症状
- ・肩、腕、手のしびれやチクチク感(慢性的な場合が多い)。
- ・腕を挙上した際(洗濯物干し、つり革を持つなど)の痛み、だるさ。
- ・進行すると、手や腕の握力低下、筋肉の萎縮(特に手の小指側)。
- ・手のむくみや冷え、青白い、もしくは赤紫色になることもあります。
- ■治療法(保存療法が主体)
- ・姿勢改善・生活指導: 最も重要です。なで肩の矯正や、デスクワーク時の姿勢改善(猫背の解消)を指導します。
- ・リハビリテーション: 首や肩の筋肉をほぐすストレッチや、肩甲骨を支える筋力の強化トレーニングを行います。
- ・薬物療法: 消炎鎮痛剤、血流改善剤、ビタミンB1などが処方されます。
- ・ブロック注射: 痛みが強い場合に局所注射を行うことがあります。
- ・手術: 保存療法で改善しない場合や、明らかに骨などの構造的問題がある場合には、第1肋骨の切除や、原因となる筋肉の切離手術が行われることがあります。

今回、来店された方の主な症状としては、痺れと腕全体のだるさ、朝起きた時の頭痛がメイン症状でした。
評価すると、前・中斜角筋の過緊張、筋肉の隙間の狭小化、鎖骨-第1肋骨間の狭小化を認め、その影響として大胸筋の過緊張や肩甲骨のアライメント異常を認めました。介入前は左に比べると、明らかに右の肩甲骨がベッドから浮いている状態でした。
介入後(写真は分かりにくいと思いますが)は肩甲骨の浮き上がりは軽減して、腕は軽く感じるとおっしゃていましたが、日常生活での管理がとても大事となります。

胸郭出口症候群の方は寝ている姿勢で神経・血管をさらに圧迫していますことが多いので、寝ている姿勢はかなり重要な要素となります。臨床的に勧めやすいポイントをまとめます。
■寝るときのポイント
①腕を上げて寝ない
理由→鎖骨と肋骨の間が狭くなる
→神経・血管が圧迫されやすい
②横向きの場合は「抱き枕」
理由→肩が前に落ちるのを防ぐ
→小胸筋の圧迫を減らす
③仰向けは「腕の高さを少し上げる」
脇の下に小さい枕やタオルを入れる(5-10cmくらい)
理由→神経にかかる緊張(テンション)が減る
④枕の高さを高くしすぎない
枕が高いと、首が前屈して斜角筋が緊張しやすくなります。
目安→首のすきまが埋まる程度
今回、来店された方も、枕はないほうが楽と言っていましたが高さ設定は個人差があります。
⑤横向きなら肩がつぶれないマット
柔らかすぎるマットだと肩が前に落ちたり、巻き肩になるため、結果小胸筋が圧迫されます。
■一番おすすめの寝方
仰向け+腕or肩甲骨サポート
仰向けで腕や肩甲骨の下に薄いタオルを設置して、首は自然な高さが神経圧迫が一番少ないです。
胸郭出口症候群で悩んでいる方がいれば、ぜひ実践してみてください。
一番危険な状態としては、
・強い主張・チアノーゼ(青紫色)
・安静時も強い痺れ
その際は、なるべく早く整形外科を受診して下さい。
上記の方法を行っても、上手く症状が軽減しない際は、ぜひリハビリスタジオ一宮の初回体験をご利用下さい。
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