脳卒中後、多くの方に見られるのが「姿勢の崩れ」です。
例えば、
- ・身体が麻痺側へ傾く
- ・猫背になる
- ・座っていると横に倒れる
- ・立つとバランスが不安定
- ・首や肩に力が入りすぎる
このような変化は、単なる“見た目”の問題ではありません。
実は姿勢の崩れは、
- ・歩きづらさ
- ・転倒
- ・手の使いにくさ
- ・疲れやすさ
- ・痛み
など、生活全体に大きな影響を与えます。
今回は、「脳卒中後に姿勢が崩れると何が起きるのか?」について、分かりやすく解説します。
なぜ脳卒中後に姿勢が崩れるのか?
脳卒中では、脳の損傷によって、
- ・筋力低下
- ・麻痺
- ・感覚障害
- ・バランス障害
- ・注意障害
などが起こります。
すると、“身体をまっすぐ支える機能”が低下しやすくなります。
特に多いのが、
- ・麻痺側へ体重を乗せづらい
- ・非麻痺側ばかり使う
- ・体幹が不安定になる
という状態です。
その結果、
「偏った姿勢」
が習慣化していきます。
姿勢が崩れると何が起きる?
① 歩きづらくなる
姿勢は歩行に大きく影響します。
例えば、
- ・身体が前に倒れている
- ・横に傾いている
- ・骨盤が不安定
などがあると、重心移動がうまくできません。
すると、
- ・足が出にくい
- ・麻痺側へ体重を乗せられない
- ・バランスを崩しやすい
といった問題が起きます。
その結果、
- ・小股歩行
- ・すり足
- ・ふらつき
- ・転倒リスク増加
につながることがあります。
② 手が使いにくくなる
実は、手の動きと姿勢は深く関係しています。
例えば、体幹が不安定だと、
- ・肩に余計な力が入る
- ・腕を支えに使ってしまう
- ・指先の細かい動きがしにくい
という状態になります。
つまり、
「手だけ練習すればいい」
わけではないのです。
安定した姿勢があることで、初めて手は効率よく動かせます。
そのため、上肢機能改善では、
- ・体幹
- ・骨盤
- ・重心位置
なども非常に重要になります。
③ 疲れやすくなる
姿勢が崩れていると、身体は常に“無理な使い方”をしています。
例えば、
- ・首や肩に力が入り続ける
- ・片側ばかりで支える
- ・バランスを取るために余計な筋活動が増える
などです。
すると、
- ・少し歩くだけで疲れる
- ・長時間座れない
- ・集中力が続かない
といった状態になりやすくなります。
「体力がない」のではなく、
“効率の悪い身体の使い方”
が原因になっていることもあります。
④ 肩や腰の痛みにつながる
姿勢の崩れは、痛みの原因にもなります。
特に多いのが、
- ・肩痛
- ・腰痛
- ・首の痛み
です。
例えば、
- ・身体が傾いている
- ・猫背が強い
- ・麻痺側を支えられない
などがあると、一部の筋肉や関節に負担が集中します。
その結果、
- ・慢性的な痛み
- ・筋緊張の増加
- ・動きづらさ
につながることがあります。
⑤ 転倒しやすくなる
脳卒中後は、もともとバランス能力が低下しやすい状態です。
そこに姿勢の崩れが加わると、
- ・重心位置が不安定
- ・支える範囲が狭い
- ・反応が遅れる
などが起こり、転倒リスクが高まります。
特に、
- ・立ち上がり
- ・方向転換
- ・狭い場所での移動
では注意が必要です。
転倒は、
- ・骨折
- ・活動量低下
- ・自信喪失
にもつながるため、非常に重要な問題です。
⑥ “動かない生活”につながる
姿勢が崩れると、
- ・動きにくい
- ・疲れる
- ・怖い
- ・痛い
という状態になりやすくなります。
すると、
「動くのが億劫になる」
ことがあります。
その結果、
- ・活動量低下
- ・廃用
- ・筋力低下
- ・さらに姿勢悪化
という悪循環に入ることがあります。
姿勢改善で大切なこと
“良い姿勢を頑張る”ではない
よくあるのが、
「背筋を伸ばしてください」
だけで終わってしまうケースです。
しかし、脳卒中後では、
- ・感覚障害
- ・バランス障害
- ・麻痺
があるため、“意識だけ”では改善しにくいことがあります。
重要なのは、
- ・身体を支えやすい環境
- ・適切な重心位置
- ・動きやすい身体の使い方
を作ることです。
生活の中で姿勢を考えることが重要
姿勢は、リハビリ中だけではなく、
- ・食事
- ・トイレ
- ・テレビを見る時
- ・歩く時
- ・ソファに座る時
など、生活全体に関係しています。
つまり、
「生活の中でどう姿勢を使っているか」
が非常に重要です。
姿勢は“生活の土台”
姿勢は単なる“形”ではありません。
- ・歩行
- ・上肢機能
- ・バランス
- ・疲労
- ・痛み
- ・活動量
など、多くの機能に影響しています。
だからこそ、脳卒中後のリハビリでは、
「動作だけ」
ではなく、
“身体をどう支えているか”
を見ることが重要になります。
まとめ
脳卒中後に姿勢が崩れると、
- ・歩きづらさ
- ・手の使いにくさ
- ・疲労
- ・痛み
- ・転倒
など、様々な問題につながります。
そして、その影響は“生活全体”に広がっていきます。
だからこそ大切なのは、
- ・姿勢
- ・体幹
- ・重心
- ・バランス
- ・実際の生活動作
を含めて考えることです。
“良い姿勢を作る”ことではなく、
「生活しやすい身体の使い方」
を目指すことが重要になります。
当施設では“生活につながる姿勢・動作”を大切にしています
当施設では、
- ・脳卒中後遺症
- ・パーキンソン病
- ・歩行障害
- ・バランス障害
- ・上肢機能障害
などに対して、
姿勢・体幹・重心コントロールを含めたリハビリを行っています。
単に“筋トレをする”だけではなく、
- ・実際の生活動作
- ・家庭内での動き
- ・疲れにくい身体の使い方
- ・転倒予防
まで含めてサポートしています。
「最近姿勢が崩れてきた」
「歩くと疲れやすい」
「転びそうで不安」
「手がうまく使えない」
そんな方は、お気軽にご相談ください。
一宮市を中心に、“生活につながるリハビリ”を大切に支援しています。
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